私たちの全製品をご覧ください!幅広いラインナップの中から、フィルターを活用して理想のギターを見つけましょう。
LÂGでは、楽器製作による環境への影響を軽減することを追求しています。そして、その信念を具現化した新しいシリーズを発表できることを誇りに思っています。本シリーズでは主に、外来木材の使用を減らすこと、そして塗装の工程における環境負荷を抑えることに全力を尽くしました。
"グリーン”である理由
オーストラリアの優秀な科学者であるブランコ・ヘルメッセによって開発されたブランコウッドは、トロピカライゼーションと呼ばれる革新的な木材処理製法により誕生しました。この技術は、植林から伐採まで短周期となるパイン材を加工し、絶滅の危機に瀕した木材の使用を避けながら持続可能な生産を保証するものです。
厳しい密度管理により、ブランコウッドは、エボニー(ブラック・ブランコウッド)やローズウッド(ブラウン・ブランコウッド)といった木材と遜色のない、優れた響きと美しい木目、そして温度や湿度の変化に耐える安定性を実現します。
このように、トロピカライゼーションを緻密にコントロールすることで、艷やかで頑丈なボディ・トップ材が完成しました。マホガニーのような甘い響きとスプルースのように壮大な広がりを併せ持ち、バランスの取れたサウンドを誇る私たちのソリッド・ペール・ブランコウッド・トップは、唯一無二のサウンドを提供します。
バックとサイドに使用されるこの木材は、素朴な風合いを活かし、フィニッシュの工程を大幅に簡略化することで、環境への負荷を最小限に抑え、以下のような効果を期待することができます。
純粋で素直なスモーク・ユーカリは、優れたレゾナンスを実現し、組み合わせるサウンドボードの特性を引き立てます。
持続可能な開発のための優秀な材料である木材は、その再生可能な特性により、これからの環境課題において重大な要素となっています。しかし、多くの産業分野において外来種の木材が使用されるようになったことで、木材の過剰な消費が進み、木材が不足し、環境破壊へと繋がっていきました。そのため、新しい方法、もしくは新しい材料を開発する必要があると私たちは考えます。Lâgは、現在の環境問題を認識し、より責任を持ってギターの設計に取り組むことで、持続可能な開発という課題を事業の中核に据えていきたいと考えています。
ブランコ・ヘルメッセは、絶滅危惧種を保護しながら持続可能な解決策を提供するため、ニュージーランドの短周期パイン(ラジアータ・パイン)林の植林を皮切りに、20年にわたる研究を経て画期的な製法を発明しました。ブランコウッドと呼ばれるこの木材は、100%短周期パイン(ラジアータ・パイン)のプランテーションから生まれたものです。これらの木は、枝が少なくまっすぐ育つという特徴があり、非常に均一な樹形をしています。また、ニュージーランドは湿度が高いため、樹木の成長が早く、浸漬と圧縮の工程において不可欠な大きな年輪を形成します。急速な成長は、植林地の絶え間ない再生にも寄与し、完全に持続可能かつ高水準の生産を可能にします。そのためこのパイン材は、トロピカライゼーションの工程で外観や密度をコントロールするのに最適な樹種だと言えます。密度や外観の調整が可能なため、代替材として使用することもできます。
ブランコウッドは、硬度、密度、安定性などを正確にコントロールするために、特許を取得した5段階の複雑な技術処理から生まれます。
圧縮工程のために平らに製材された木材は、含水率が10%になるまで乾燥させます。
触媒と顔料を投入した圧力タンクに木材を浸漬させます。
木材を再度乾燥させ、含水率を2〜3%まで下げます。
有機廃棄物から抽出した天然樹脂を再び加圧含浸させます。圧力により、樹脂が木材に十分に浸透します。
熱間圧縮で元の厚みの40%まで薄くし、所定の密度にします。
こうして、湿度や温度の変化だけでなく、紫外線やシロアリに対しても完璧な耐性を持つ、安定性に優れた木材(含水率5%均一)が完成します。
Lâgでは、2015年から全製品にブランコウッドを使用しています。指板やブリッジ、ヘッドストックに使用しており、私たちの製品のアイデンティティの重要な一部となっています。安定性に優れたこの革新的な木材の成功に後押しされ、現在ではSauvageシリーズのトップ材にもペール・ブランコウッドの単板を使用しています。
ローズウッドの外観、密度、音色を再現します。
エボニーの外観、密度、音色を再現します。
Sauvageシリーズのトップに使用されているペール・ブランコウッドは、美しい木目が特徴で、マホガニーのような甘い響きとスプルースのような広がりの両方を併せ持ちます。
新しいSauvageシリーズのバックとサイドに使用されるこの木材は、素朴な風合いを活かすため、塗装の工程を大幅に簡略化することで、環境への負荷を最小限に抑えています。ユニークな美しさを持つこの素材は、ギターのデザインにダークで力強い色彩を与え、視覚的に深みをもたらします。
サウンドホールに描かれたオオカミはSauvage シリーズのアイデンティティであり、自由や独立、そして何よりも未開拓の自然の象徴です。勇敢な魂と自然回帰の精神を表現し、Sauvageシリーズを忠実に映し出す逞しい動物なのです。自然環境の中で月に向かって吠える姿は、自由で率直な感情表現と創造性を体現しているかのようです。絶滅の危機に瀕しているこの勇敢な動物ほど、エコデザインのGreen Guitarsシリーズを体現するのにふさわしいエンブレムはないでしょう。このオオカミは、ユニークな美学と環境に優しい素材によって定義されるSauvageシリーズのアイデンティティを高らかに象徴しているのです。
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